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大阪大学 2013年度
文系数学 第1問

問題

平面において,点と直線の距離は

である.これを証明せよ.

出典:大阪大学 2013年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問

方針

直線の法線ベクトルが であることを使い、点 から直線へ下ろした垂線の足 から法線方向に動かした点として表す。 が直線上にある条件で移動量を決めれば、距離 が公式そのものになる。なお がともに0では直線にならないので、 を前提にする。別解として、直線上の任意の点までの距離を不等式で下から評価し、等号が垂線の足で成立することからも証明できる。

解答

と直線 を考える。ただし は同時に0ではないので、 である。

直線 の法線ベクトルは である。点 から に下ろした垂線の足を とすると、 は法線方向に平行であるから、ある実数 を用いて と表せる。 は直線 上にあるので である。これを整理すると だから である。

したがって であり、上の を代入して を得る。これが点 と直線 の距離である。

別解。直線 上の任意の点を とする。 だから である。よって であり、右辺は である。したがって、任意の について である。等号は に平行なとき、すなわち垂線の足を選んだときに成立する。よって同じ距離公式が得られる。