大阪大学 2006年度
文系数学 第2問
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 指数・対数、方程式・不等式
- 解法
- 範囲評価、不等式評価、計算整理
- 難易度
- 4 / 10 計算量 3 / 10 目安 —
問題
自然数m,nと0<a<1を満たす実数aを,等式log26=m+n+a1が成り立つようにとる.
以下の問いに答えよ.
(1) 自然数m,nを求めよ.
(2) 不等式a>32が成り立つことを示せ.
出典:大阪大学 2006年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第2問
方針
まず 22<6<23 から m を決める。残りは log26−2=log2(3/2) なので,n+a=1/log2(3/2) と分かる。0<a<1 より n はこの数の整数部分で決まる。最後の a>2/3 は小数近似を使わず,対数の不等式を指数の不等式 (3/2)5<23 に直して示す。
解答
(1)
22<6<23 より 2<log26<3 である。与式は log26=m+n+a1 で,n は自然数,0<a<1 だから n+a>1 であり,0<n+a1<1 である。したがって m は log26 の整数部分であり,m=2 である。
このとき n+a1=log26−2=log223 だから n+a=log2(3/2)1 である。ここで (23)1<2,(23)2=49>2 より log223<1,log223>21 である。したがって 1<log2(3/2)1<2 となる。0<a<1 で n は自然数なので n=1 である。
(2)
(1)より a=log2(3/2)1−1 である。a>2/3 は log2(3/2)1>35 と同値であり,log2(3/2)>0 だから log223<53 と同値である。これはさらに 23<23/5 すなわち (23)5<23 と同値である。実際に (23)5=32243,23=8=32256 であるから (23)5<23 が成り立つ。よって a>32 である。