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大阪大学 2005年度
文系数学 第2問

問題

とおく.

(1) 関数の増減表を作り,のグラフの概形を描け.

(2) 直線が曲線と相異なる3点で交わるような実数の範囲を求めよ.

出典:大阪大学 2005年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第2問

方針

(1) は の符号を調べ、極大・極小の値、 軸との交点、左右の端での振る舞いをそろえて概形を決める。(2) は交点の 座標が ではないことを確認し、 と見て、直線の傾き を点 と原点を結ぶ傾きとして調べる。 側で最小値 をとること、 側では単調増加で常に1点を与えることから、境界 では接してしまい、相異なる3点になるのは だけである。

解答

(1)

導関数は である。したがって となるのは

である。符号を調べると、 である。

また

である。よって増減表は

となる。

さらに であり、 の判別式は である。したがって 軸との交点は だけである。

以上より、グラフは左下から増加して で極大値 をとり、その後 で極小値 をとってから増加し、 軸を横切って右上へ進む概形である。極大値も極小値も負であるため、 軸との交点が右側に1つだけであることを図に反映させる。

(2)

直線 と曲線 の交点では が成り立つ。ここで とすると であり交点ではない。したがって として割ることができ、 と書ける。この右辺を とおく。

導関数は である。 の判別式は で、先頭係数が正だから常に正である。また である。よって の符号は の符号で決まる。

したがって で減少し、 で増加する。さらに

である。

このため、 の範囲では のときに2個、 のときに1個、 のときに0個の解をもつ。一方、 の範囲では から まで単調に増加するので、任意の に対して1個の解をもつ。

相異なる3点で交わるには、 に2点、 に1点が必要である。したがって条件は である。

別解。三次方程式そのものの増減からも同じ境界を得られる。 とおく。もし が相異なる3つの実数解をもつなら、三次関数の極大値は正、極小値は負でなければならない。極値をとる点を とすると なので であり、 となる。ここで だから、極大値が正になるには、左側の極値の位置が であることが必要である。左側の極値は であるから、 と同値である。逆に なら であり、さらに である。中間値の定理より にそれぞれ1つずつ解がある。三次方程式なのでこれで3解すべてであり、やはり が得られる。