問題
を自然数とする.プレイヤー,がサイコロを交互に投げるゲームをする.最初はが投げ,先に1の目を出した方を勝ちとして終わる.ただし,が回投げても勝負がつかない場合はの勝ちとする.
(1) の投目でが勝つ確率を求めよ.
(2) このゲームにおいてが勝つ確率を求めよ.
(3) となるような最小のの値を求めよ.ただし,,として計算してよい.
出典:大阪大学 2004年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第3問
方針
が 投目で勝つには、それ以前の の 回と の 回のすべてで1が出ず、次の の投球で1が出ればよい。(2)は(1)を から まで足す等比数列である。 が 回投げても勝負がつかない場合は の勝ちなので、 の勝率には の 投目までの勝ちだけを足せばよい。(3)は を常用対数で解き、最小の自然数を決める。
解答
(1)
が 投目で勝つには、 のそれ以前の 回の投球と、 のそれ以前の 回の投球で、どちらも1を出していない必要がある。その確率は である。そのうえで、 の 投目に1が出ればよいので、
である。
(2)
が勝つのは、 の1投目、2投目、、 投目のいずれかで初めて1を出す場合である。したがって である。これは初項 、公比 の等比数列の和なので、
である。
(3)
は と同値である。整理すると すなわち である。
常用対数をとる。 なので、対数をとると である。与えられた値から であり、 である。したがって
である。また である。
よって である。実際に だから、最小の は である。