過去問データベース 過去問を探す

大阪大学 2002年度
文系数学 第2問

問題

平面上に3つの放物線

を考える.いま実数に対して,上の点を通り,その点でと共通の接線をもつとする.

(1) を用いて表せ.

(2) 2つの放物線で囲まれた部分の面積を用いて表せ.

(3) を動かすとき,の最小値を求めよ.

出典:大阪大学 2002年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第2問

方針

(1) は接点での 座標の一致と接線の傾きの一致を式にする。(2) では が2次式になり、2つの交点間でその符号が一定になる。零点間の距離を判別式から求め、 型の面積公式を使うと、計算を短く整理できる。(3) は面積式に現れる の最小化に帰着する。

解答

(1)

であるから、 の導関数は である。一方、 の導関数は である。 上の点 で共通の接線をもつので、まず傾きの一致から である。したがって である。

また がこの点を通るから である。 を代入すると より となる。よって である。

(2)

であるから、 である。この2次式を とおく。

判別式は

である。 なので、2つの交点は常に異なる。2つの零点を とすると、零点の差は である。 は上に凸であるから、 では である。したがって囲まれる面積は である。一般に なので、 とおくと

である。よって

である。

(3)

面積 の増加関数として表されている。ここで であるから、最小値は のときである。このとき

である。

別解。(2) の面積は、2次式の標準形から直接出してもよい。 の軸を中心に とおくと、交点間では である。よって

となり、同じ式に至る。