問題
空間ベクトル,を考える.ただし,どちらも零ベクトルではないとする.に対し,複素数
を考え,複素数(,は実数)をで定める.
さらに,から定まるベクトル
を考える.
(1) の大きさを,の大きさを,とのなす角を とするときを,,で表せ.
(2) との大きさが等しく,両者はたがいに垂直であるとする.このときとも大きさが等しく,たがいに垂直であることを示せ.
(3) (2)の仮定のもとで,とのなす角を求めよ.
出典:大阪大学 2001年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第2問
方針
(1)は を足し合わせ、、、 に置き換える。(2)(3)では、 を実部・虚部に分けて 、 を得る。あとは仮定 、 を用いて長さ、内積、なす角を順に計算する。
解答
(1)
より である。これを について足すと
となる。ここで
である。したがって である。
(2)
であるから である。よってベクトルで書けば
となる。
仮定より かつ である。共通の長さを とすると
であり、同様に
である。したがって である。
また
である。よって と はたがいに垂直である。
(3)
と のなす角を とする。(2)より であり、
である。したがって
である。 より である。
別解。(2)の仮定のもとでは、 と は同じ長さで直交している。したがって、この2本が張る平面内で
を見ると、係数の組 と はどちらも長さ2で、内積 をもつ。つまり 、 は同じ長さで直交する。また は 方向成分 、 方向成分1をもつので、 との角は である。