問題
は2以上の自然数,およびは正の実数とする.平面上に,原点,点,および点を頂点にもつ三角形をとる.この三角形は,曲線により2つの領域に分割されるが,これらのうち,点を含む領域を,点を含む領域をとする.係数はの面積との面積が等しくなるように定められているとする.次の問いに答えよ.
(1) 領域を軸のまわりに1回転してえられる回転体の体積をとし,領域を軸のまわりに1回転してえられる回転体の体積をとする.このとき,各に対してが成り立つようにをただ1通りに定めることができることを示せ.
(2) 各に対して(1)で定まるの値をで表すとき,極限値を求めよ.
出典:大阪大学 1999年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第2問
方針
曲線と斜辺の交点の 座標を とする。面積二等分条件から を だけで決め、二つの回転体の体積を の二次式と一次式として表す。
解答
曲線 と斜辺 の交点の 座標を とする。すると
点 を含む領域 の面積は
三角形全体の面積は なので、二等分条件は
左辺は で狭義増加し、端点値は0と だから、(1)を満たす はただ一つ存在する。
(1)
を 軸のまわりに回転すると
また円筒殻法により
括弧内はいずれも正である。従って を満たす正数 は
のただ一つである。
(2)
(1)で定まる は、(1)と単調性から
となり、極限 は
を満たす。 より
上の の式で極限をとると