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大阪大学 1999年度
文系数学 第1問

問題

次の問いに答えよ.

(1) 平面上で,次の不等式を満たす点の存在する領域を図示せよ.

(2) 点が(1)の領域を動くとき,

がとる値の範囲を求めよ.

出典:大阪大学 1999年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問

方針

対数・指数の定義域からまず , を確認し、与えられた不等式を に整理する。領域は かつ なので、放物線と 軸に挟まれた部分である。(2)では とおき、領域内での の取り得る範囲を求める。上端は の最大値で決まり、下端 は定義域のため実現しない。最後に三角関数を合成して、角度の動く区間上で最大・最小を調べる。

解答

(1)

対数が定義されるためには が必要である。このもとで各項を整理する。 であり、また

である。さらに である。したがって与えられた不等式は すなわち と同値である。

ただし でなければならないので、右辺も正である必要がある。すなわち であり、 と合わせて である。よって求める領域は である。これは、 軸より上で、放物線 以下の部分である。ただし 軸上の点は含まない。

(2)

とおく。(1)の領域で固定した に対し、 を動くから、 を満たす。ここで なので、その最大値は のとき である。したがって である。

逆に、任意の は領域内の点で実現できる。実際、 で0から まで連続的に増加するので、 となる を十分小さく、かつ となるように選べる。そのとき とすれば領域内に入る。よって の範囲は である。

このとき である。三角関数を合成すると である。 より である。この区間で の最大値は で1となり、これは で実現する。したがって の最大値は2である。

一方、左端の は含まれないので、 は実現しない。ただし を0に近づけると に近づく。したがって求める範囲は である。