大阪大学 1998年度
後期・理系数学 後期 第2問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 理系
- 分野
- 三角関数、方程式・不等式
- 解法
- 展開・因数分解、増減表、不等式評価
- 難易度
- 5 / 10 計算量 4 / 10 目安 —
問題
(1) cos3θ=f(cosθ)、cos4θ=g(cosθ)となる3次式fと4次式gを求めよ.
(2) α=2π/7とする.cos3α=cos4αを示し、整数係数の3次式PでP(cosα)=0となるものを1つ求めよ.
(3) 0.6<cos(2π/7)<0.7を示せ.
出典:大阪大学 1998年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第2問
方針
倍角公式を反復してf,gを得る。f(x)=g(x)の4次式から自明な因子x−1を除き3次式Pを作る。(3) はPの単調性と0.6,0.7での符号を使う。
解答
(1)
倍角・加法公式から
cos3θ=4cos3θ−3cosθ,
cos4θ=2cos22θ−1=8cos4θ−8cos2θ+1.
従って
f(x)=4x3−3x,g(x)=8x4−8x2+1.
(2)
3α=6π/7であり、
4α=78π=2π−76π
だからcos3α=cos4αである。x=cosαとおくとf(x)=g(x)より
8x4−4x3−8x2+3x+1=0.
左辺は
(x−1)(8x3+4x2−4x−1)
と因数分解できる。cosα=1だから
P(x)=8x3+4x2−4x−1
とすればP(cosα)=0である。
(3)
0<2π/7<π/3だから
21<cos72π<1.
一方
P′(x)=24x2+8x−4.
x≧1/2ではP′(x)>0なので、Pは[1/2,1]で狭義増加する。また
P(53)=−12529<0,P(107)=125113>0.
[1/2,1]にあるPの零点はただ1つで、それがcos(2π/7)だから
0.6<cos72π<0.7.