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大阪大学 1997年度
文系数学 第3問

問題

縦,横,高さがそれぞれで,これらの和が一定値である直方体を考える.次の問に答えよ.

(1) 直方体の体積が最大となるようにの値を定めよ.

(2) とする.直方体の表面積をとするとき,が最小となるの値を求めよ.

出典:大阪大学 1997年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第3問

方針

制約からとし、直方体なのでを確認する。(1)はを微分して、端では体積が0に近づくことも見て内部の極大を最大とする。(2)ではとして表面積だけで表し、の増減を調べる。端点は開区間なので、内部の極小が本当に全体の最小になるように符号変化を確認する。

解答

(1)

条件より である。直方体の辺の長さは正なので である。体積は である。微分すると である。 ではではであるから、で最大となる。このとき である。したがって である。

(2)

のとき である。表面積は、上下の正方形2面と側面4面を合わせて である。したがって であり、体積は である。よって

である。

これをとおくと である。では、のときのときである。したがって で最小となる。このとき である。求める値は である。

別解。(1)は相加相乗平均でも求められる。かつだから である。したがって であり、等号はのときに成り立つ。よってで最大である。

(2)も微分を使わずに確認できる。上で得た について と因数分解できる。ではであるから であり、等号は、すなわちのときに限る。したがってで最小となり、このときである。