過去問データベース 過去問を探す

大阪大学 1994年度
理系数学 第4問

問題

各自然数に対して曲線と円の第1象限における交点の座標をとする.

(1) のとき不等式が成り立つことを証明せよ.

(2) (1)の結果を用いてを証明せよ.

(3) (2)の結果を用いておよびを求めよ.

(4) 4点を頂点とする長方形の面積をで表し,また曲線軸,直線で囲まれた図形の面積をで表すことにする.このとき,を求めよ.

出典:大阪大学 1994年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問

方針

まずを考えて,で増加することからを示す。交点ではかつである。(2)ではからを得る。(3)では円の式でを出し,の対数を取ってを得る。(4)ではを交点条件で整理して極限を取る。

解答

(1)

とおく。において である。は自然数で,ならだから である。したがってで増加する。また なので である。よって が成り立つ。

(2)

交点は第1象限にあるので であり,曲線上にあることから である。(1)をに用いると である。一方,円上の点なので である。したがって となる。はさみうちにより である。

(3)

円の方程式より であり,だから である。(2)よりなので である。

また,曲線上にあることから である。両辺は正なので対数を取ると となる。より である。

(4)

長方形の面積は である。また,曲線と軸,直線で囲まれた図形の面積は である。積分すると であり,だから となる。したがって である。

(3)よりだから である。よって を得る。