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大阪大学 1991年度
文系数学 第3問

問題

は負でない整数とする.3次方程式がただ1つの整数解をもち,それ以外に実数解をもたないようなをすべて求めよ.

出典:大阪大学 1991年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第3問

方針

左辺を とおき,まず を別に処理する。 では導関数から増減と極大・極小を調べ,実数解が一つだけになる を絞り込む。その後,残った について整数解を確認する。 は約数を総当たりするより,実数解が一つしかないことを使って,その根が連続する二つの整数の間にあることを示す。

解答

左辺を とおく。

まず の場合を調べる。このとき であるから,実数解は だけである。これは整数解なので, は条件を満たす。

以下, とする。導関数は である。したがって, する。よって で極大, で極小をとる。

その値を計算すると であり, である。 のときは である。 となり,その後 で正の値をとるので, に一つ実数解がある。一方, 以後は極小値も正であるから,それ以上の範囲では実数解をもたない。したがって実数解は一つだけである。 のときは であり,実際 である。したがって実数解は の二つがあり,条件を満たさない。 のときは である。さらに だから,三つの区間 にそれぞれ一つずつ実数解をもつ。よって条件を満たさない。

以上より,条件を満たす可能性があるのは だけである。 はすでに条件を満たすことを確認した。 のときは であり, である。 の場合なので実数解は一つだけであり,その一つが整数解 である。したがって は条件を満たす。 のときは である。この場合も実数解は一つだけである。ところが であり, であるから,そのただ一つの実数解は の間にある。したがって整数ではない。よって は条件を満たさない。

以上から,求める である。