過去問データベース 過去問を探す

岡山大学 2023年度
理系数学 第1問

問題

数列の第項から第項までの和

を満たすとき,以下の問いに答えよ.ただし,とする.

(1) 一般項を求めよ.

(2) 桁の整数となるとき,を求めよ.

(3) を(2)で求めたものとする.の位の数字を求めよ.

(4) を(2)で求めたものとする.の最高位の数字を求めよ.

出典:岡山大学 2023年度 前期 理系 第1問

方針

解法1

まず を代入して初項を求め, を用いて等比数列であることを導く。桁数は常用対数で を判定し,1の位は周期,最高位は常用対数の小数部分で決める。

解法2(部分和そのものの漸化式を解く方法)

を直接比較する代わりに、与式から と表して の漸化式を作る。一次漸化式を等比型へ直せば一般項が得られ、後半は指数105の桁・剰余・最高位をそれぞれ独立に判定できる。

解答

解法1

(1)

を与式に代入すると

であるから, である。 のとき, より

となる。したがって である。よって

である。

(2)

桁である条件は

である。常用対数をとると

である。 より,求める値は

である。

(3)

の1の位は を周期 として繰り返す。 であるから, の1の位の数字は である。

(4)

であるから, である。 より

である。したがって となり,最高位の数字は である。

解法2(部分和そのものの漸化式を解く方法)

(1)

を与式へ代入すると

より である。また与式は

と書ける。 では だから

ここで とおくと、(1)から

より

したがって

(2)

が89桁である条件は

ここで

だから

(3)

である。よって

したがって1の位は である。

(4)

一方、与えられた値から

したがって

ゆえに

であり、最高位の数字は である。