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岡山大学 2023年度
文系数学 第2問

問題

数列で定める.以下の問いに答えよ.ただし,とする.

(1) 桁の整数となるとき,を求めよ.

(2) を(1)で求めたものとする.の位の数字を求めよ.

(3) を(1)で求めたものとする.の最高位の数字を求めよ.

出典:岡山大学 2023年度 前期 文系 第2問

方針

解法1

漸化式から を得る。桁数は常用対数で指数 の範囲を調べ,1の位は周期4,最高位は常用対数の小数部分で判定する。

解法2(指数を1文字に置き換えて3つの判定を統一する方法)

帰納的に を確かめ、指数 を主役にする。桁数から を決めた後、同じ整数 に対して合同式と常用対数の上下評価を適用する。

解答

解法1

(1)

漸化式より

である。 桁である条件は

である。常用対数をとると

である。 より, である。したがって

である。

(2)

このとき である。 の1の位は を周期 として繰り返す。 より,1の位の数字は である。

(3)

である。 だから

である。よって となるので,最高位の数字は である。

解法2(指数を1文字に置き換えて3つの判定を統一する方法)

漸化式から、数学的帰納法により

である。以下 とおく。

(1)

が89桁であるための必要十分条件は

すなわち

である。

より である。したがって

(2)

このとき である。

より、1の位の数字は である。

(3)

また

よって

となり、最高位の数字は である。