岡山大学 2017年度
理系数学 第2問
- 試験区分
- 前期
- 対象
- 数学I・II・III・A・B
- 分野
- 微分、積分、指数・対数
- 解法
- 接線・法線、面積計算、計算整理
- 難易度
- 6 / 10 計算量 6 / 10 目安 20分
問題
座標平面内の2つの曲線
C1:y=log(2x),C2:y=2logx
の共通接線をlとする.このとき以下の問いに答えよ.
(1) 直線lの方程式を求めよ.
(2) C1,C2およびlで囲まれる領域の面積を求めよ.
出典:岡山大学 2017年度 前期 理系 第2問
方針
共通接線について,C1上の接点をx=a,C2上の接点をx=bとおく。傾きと切片を一致させて接線を求める。面積は,接線が対数曲線の上側にあることを使い,交点x=2で積分区間を分けて計算する。
解答
(1)
C1:y=log(2x)上の接点のx座標をa,C2:y=2logx上の接点のx座標をbとする。a>0,b>0である。
C1の接線は
y=a1x+log(2a)−1
であり,C2の接線は
y=b2x+2logb−2
である。これらが同じ直線であるから
a1=b2
よりb=2aである。また切片を比べて
log(2a)−1=2log(2a)−2
となるので,log(2a)=1,すなわち2a=eである。したがってa=2e,b=eであり,共通接線は
y=e2x
である。
(2)
C1とC2の交点は
log(2x)=2logx
より,x>0であることに注意して2x=x2,したがってx=2である。
対数関数のグラフは上に凸であるから,接線lはそれぞれの曲線の上側にある。よって囲まれる領域の面積Sは
S=∫e/22(e2x−log(2x))dx+∫2e(e2x−2logx)dx
である。
計算すると
∫(e2x−log(2x))dx=ex2−xlog(2x)+x
であり,
∫(e2x−2logx)dx=ex2−2xlogx+2x
である。したがって
S=[ex2−xlog(2x)+x]e/22+[ex2−2xlogx+2x]2e=(e4−2log4+2−4e)+(e−e4+4log2−4)=43e−2
である。