岡山大学 2017年度
文系数学 第3問
- 試験区分
- 前期
- 対象
- 数学I・II・A・B
- 分野
- 関数、方程式・不等式
- 解法
- 場合分け、範囲評価、微分による最大最小
- 難易度
- 5 / 10 計算量 5 / 10 目安 16分
問題
aを実数とする.xの2次関数f(x)=x2+ax+1の区間a−1≦x≦a+1における最小値をm(a)とする.このとき以下の問いに答えよ.
(1) m(21)を求めよ.
(2) m(a)をaの値で場合分けして求めよ.
(3) aが実数全体を動くとき,m(a)の最小値を求めよ.
出典:岡山大学 2017年度 前期 文系 第3問
方針
放物線の軸x=−a/2が区間[a−1,a+1]に入るかどうかで最小値を分ける。軸が外にある場合は近い端点で最小となる。最後は得られたm(a)の3つの式をそれぞれ最小化する。
解答
(1)
a=21のとき,区間は−21≦x≦23である。放物線y=x2+21x+1の軸はx=−41で,これはこの区間に含まれる。したがって
m(21)=(−41)2+21(−41)+1=1615
である。
(2)
f(x)=x2+ax+1の軸はx=−2aである。この軸が区間a−1≦x≦a+1に含まれる条件は
a−1≦−2a≦a+1
であり,これは
−32≦a≦32
と同値である。
したがって,−32≦a≦32のとき
m(a)=f(−2a)=1−4a2
である。
a<−32のときは軸が区間の右側にあるので,区間内では右端x=a+1で最小となる。よって
m(a)=f(a+1)=2a2+3a+2
である。
a>32のときは軸が区間の左側にあるので,区間内では左端x=a−1で最小となる。よって
m(a)=f(a−1)=2a2−3a+2
である。
以上より
m(a)=⎩⎨⎧2a2+3a+21−4a22a2−3a+2(a<−32),(−32≦a≦32),(a>32)
である。
(3)
a<−32では,2a2+3a+2はa=−43で最小値
2(−43)2+3(−43)+2=87
をとる。
−32≦a≦32では,1−4a2の最小値は端点での値98である。
a>32では,2a2−3a+2はa=43で最小値87をとる。
よってaが実数全体を動くときのm(a)の最小値は
87
である。