問題
座標空間内に,原点を中心とする半径の球面と点がある.と異なる点に対し,直線と球面の交点でと異なる点をとする.さらに直線と平面の交点をとする.このとき以下の問いに答えよ.
(1) ふたつの線分との長さの積を求めよ.
(2) をを用いて表せ.
(3) は平面内の直線で,原点を通らないものとする.直線上を点が動くとき,対応する点は平面内の同一円周上にあることを証明せよ.
出典:岡山大学 2016年度 前期 文理共通 第4問
方針
直線と球面の交点,直線と平面の交点を順にパラメータ表示で計算し,を得る。(3)では,原点を通らない直線をと書き,(2)の関係を代入して円の方程式に変形する。
解答
(1)
とおく。よりである。直線上の点は
と表せる。球面との交点条件は
であり,と異なる交点では
である。よって
である。
直線上の点をと表すと,となるのは
のときである。したがって
である。ゆえに
となり,
である。
(2)
(1)より
である。したがって
であり,
である。
(3)
直線は原点を通らないので,ある実数を用いて
と表せる。ただしである。点がこの直線上にあるから
である。(1)から同様に
であるため,代入して
を得る。すなわち
である。平方完成すると
となる。これは同一円周を表すので,対応する点は平面内の同一円周上にある。