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名古屋大学 2024年度
理系数学 第1問

問題

関数 に対して,のグラフをとする。

(1) の極値を求めよ。

(2) 軸上の点からにちょうど2本の接線を引くことができるとする。そのような実数の値の範囲を求めよ。

(3) (2)において,の2つの接点の座標を とする。がともに整数であるような組をすべて求めよ。

出典:名古屋大学 2024年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第1問

方針

(1)はとおいての最小値を求める。(2)は接点の座標をとして,接線の軸との交点を計算し,切片関数の値域と増減から接線の本数を判定する。では接線が水平で軸と交わらないことも確認する。(3)では,ちょうど2本の接線があるとき接点はどちらも側にあるので,同じを与える整数についてを解き,へ帰着する。

解答

(1)

とおくと,よりであり, である。相加相乗平均より である。等号は すなわち のときに成り立つ。したがってで極小値 をとる。またはとなるので,極大値はない。

(2)

接点の座標をとする。である。まず である。のとき接線は水平で,となり,軸上の点を通らない。したがってとして考える。

接線の方程式は である。これが軸と交わる点の座標をとすると,を代入して である。ここで

だから

である。そこで とおく。

微分すると である。ではで, だから,この区間の値域はである。よってなら接線は1本である。

一方,では,である。また

である。したがって側では,のとき2本,のとき1本,のとき0本の接線が引ける。

以上より,ちょうど2本の接線を引くことができるのは のときである。

(3)

(2)より,ちょうど2本の接線があるとき,2つの接点の座標はいずれも2より大きい。したがって を満たす。では であるから, と同値である。なので整理すると を得る。

が整数で,かつであるから,は正の整数で,積が16である。正の約数の組を調べると である。したがって である。