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名古屋大学 2024年度
文系数学 第1問

問題

次の問いに答えよ。

(1) 方程式の実数解をすべて求めよ。

(2) 実数を満たすとする。とおくとき,で表せ。

(3) 条件

を満たす0でない実数の組をすべて求めよ。

出典:名古屋大学 2024年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問

方針

(1)で三次方程式を因数分解し,実数解が1つだけであることを確認する。(2)はという条件を対称式の基本量として使い,にまとめてを表す。(3)ではからを導き,(2)で得た式と(1)の三次方程式をつなげる。最後はを2次方程式の2解として求め,で順序を決める。

解答

(1)

与えられた三次式は と因数分解できる。二次式の判別式は であるから,これは実数解をもたない。したがって,実数解は のみである。

(2)

条件が成り立ち,であるから でもある。よって,和と積を用いる公式 に代入して を得る。したがって である。

(3)

は0でないので, と同値である。したがって である。とおくと,(2)より である。条件から すなわち を得る。(1)より,この方程式の実数解はだけである。

よって である。したがっては2次方程式 の2つの解である。これを解くと である。条件より である。