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名古屋大学 2015年度
文系数学 第3問

問題

次の問に答えよ。

(1) を計算し,2重根号を用いない形で表せ。

(2) とするとき,整数係数の4次多項式となるもののうち,の係数が1であるものを求めよ。

(3) 8つの実数

(ただし,複合はすべての可能性にわたる)の中で,(2)で求めたに対して方程式の解となるものをすべて求よ。

出典:名古屋大学 2015年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第3問

方針

まず とおき、 を押さえる。(1)は を計算するだけでよい。(2)では として を使い、 から を消去して4次方程式を作る。(3)は平方で作った方程式なので、8つの符号候補のうち本当に元の符号条件を満たすものを判定する。

解答

(1)

とおく。このとき であり、また である。 は正なので である。したがって

である。よって である。

(2)

とおく。(1)より であり、また である。したがって であるから が成り立つ。展開して を用いると であり、整理して を得る。両辺を2乗し、 を用いると である。よって を満たす。左辺を展開すると である。したがって求める多項式として が取れる。

(3)

8つの数を と書く。ただし である。 とおくと である。したがって

である。

一方、 と同値である。上の形を見ると、 のとき

であるから となり、確かに を満たす。

逆に の4つは解でないことを確認する。 のときは であり、 である。 とすると となり不可能である。また とすると が必要である。しかし であるから、 にならない。

のときは であり、 である。 とすると となり不可能である。また とすると が必要であるが、 より大きく、 は負である。したがってこの場合も解でない。

よって解となる条件は である。

したがって、8つのうち解となるものは の4つである。