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名古屋大学 2010年度
文系数学 第2問

問題

関数により定める.

(1) は実数とする.のグラフとのグラフがちょうど2つの交点を持つためのに対する条件を求めよ.

(2) は実数でとする.のグラフとのグラフがちょうど4つの交点を持つためのに対する条件を求め,平面上に図示せよ.

出典:名古屋大学 2010年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第2問

方針

階段関数のグラフは, では では である。したがって交点の個数は,左半直線と右半直線でそれぞれ方程式を解き,端点 の扱いを含めて数える。3次曲線についても同じ考えで, では では を調べる。3次式を と因数分解して増減を読むのが中心になる。

解答

のグラフは, である。

(1) 直線 との交点を数える。

左側 では を満たす にある必要がある。 なら左側で交点が存在しないか無数になるので,ちょうど2点にはならない。したがって として が必要である。

右側 では を満たす にある必要がある。すなわち である。

よって を同時に満たせばよい。これを整理する。 のとき,前者から ,後者から ,つまり を得る。 のとき,前者から ,後者から ,つまり となり矛盾する。

したがって求める条件は である。なお のとき,右側の交点は であり, なので正しく1点として数えられる。

(2) 3次関数を とおく。ここで とおくと, より である。したがって

し, である。 での交点は すなわち の負の解の個数で決まる。 の負の範囲での増減と値を見ると,負の解が3個存在するための条件は,水平線 を満たすことである。つまり である。端点 では が絡んで負の解が3個にならず, では で接するため,いずれも除かれる。

次に での交点は すなわち の非負解の個数で決まる。 では なので から単調に増加する。したがって非負解が1個存在する条件は すなわち である。 のとき解は であり, だから交点として数える。

ちょうど4個の交点をもつためには,左側で3個,右側で1個であればよい。よって である。 は問題の条件である。