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名古屋大学 2005年度
後期・理系数学 後期第2問

問題

四角形において,

とする.四角形は外接円を持つとする.つぎの各問に答えよ.

(1) で表せ.

(2) 四角形の面積で表せ.

(3) の最大値と,そのときのの値を求めよ.

出典:名古屋大学 2005年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期第2問

方針

四角形が円に内接するので,対角の和は であり, が使える。対角線 を,三角形 と三角形 の両方から余弦定理で表し,それらを等置して を求める。面積は2つの三角形の和として をくくり,(1)の結果から だけの式にする。最後は ではなく を最大化すれば平方根を避けられる。

解答

(1)

とおく。四角形 は円に内接するので,対角の和は である。したがって である。

対角線 に注目する。三角形 で余弦定理を用いると である。一方,三角形 で余弦定理を用いると

である。

これらを等しくして を得る。右辺の定数部分を整理すると だから, である。よって となり, である。

(2)

四角形の面積 は,三角形 と三角形 の面積の和である。したがって

である。ここで より なので であり, と書ける。よって

である。

(3)

(2)より である。整理すると である。 なので, を最大にすることは を最大にすることと同じである。

平方完成すると である。 の範囲に は含まれるので,最大は のときである。このとき だから である。