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名古屋大学 2005年度
文系数学 第1問

問題

放物線と直線との交点をとする.直線 は放物線と相異なる2点で交わるものとする.

(1) 放物線と直線とで囲まれた図形の面積を求めよ.

(2) 4つの点を頂点とする台形の面積をとし,とおく.の最大値を求めよ.

出典:名古屋大学 2005年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問

方針

まず直線 と放物線の交点を求め,囲まれた面積 は上下差 の積分で出す。(2)では,直線 が平行であることを使い,台形の高さを2直線間の距離,底辺をそれぞれ放物線で切り取られる弦の長さとして表す。弦の実長は,交点の 座標の差に を掛けたもの,高さは なので, が消えて となる。最後は を新しい変数にして1変数関数を最大化する。

解答

(1)

直線 と放物線 の交点の 座標は すなわち の解である。よって である。この区間では放物線が直線の上にあるので,囲まれた面積

である。

(2)

直線 と放物線 の交点の 座標は すなわち の2解である。相異なる2点で交わるためには判別式が正であればよいから すなわち である。

この2解の差を とおくと,2次方程式の解の差より である。直線 上の2点 の実際の距離は, 座標の差が で傾きが1だから である。同様に, 座標の差は なので である。また,2本の平行線 の距離は である。

したがって台形の面積は

である。

ここで より であり, に対応する。よって である。これを の関数として と見ると,

である。 では なので,最大となるのは のときである。このとき

である。

したがって の最大値は である。