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名古屋大学 1999年度
文系数学 第3問(b)

問題

複素数 に対し,とおく.このとき,以下の問に答えよ.

(1) をみたすを求めよ.

(2) 複素数平面上で3点0,が正三角形をなすとき,複素数を求めよ.

出典:名古屋大学 1999年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第3問(b)

方針

まず分数式を直接代入して を簡単にし、定義できない値 を除いて扱う。(2)では3点 のうち、原点から出る2本の辺の比を見れば正三角形条件を表せる。すなわち が偏角 の単位複素数になることを使い、 の方程式に帰着する。

解答

(1)

である。さらに を考えるには が必要であるが、、すなわち を与える。したがって で計算する。

直接代入すると

である。条件 であり、 だから となる。よって である。これらはいずれも ではない。

(2)

として である。3点 が正三角形をなすには、原点から見た2つのベクトル の長さが等しく、なす角が であればよい。したがって が成り立つ。すなわち である。

ここで とおく。上の式は である。したがって または となる。これらの平方根を取ると

である。よって

である。

別解。(2)は距離から始めてもよい。正三角形なら なので である。よって とおける。このとき である。2本のベクトルの偏角の差が であればよいから となる。これより

を得て、同じ4つの値が求まる。