問題
次の3直線(i),(ii),(iii)のすべてに垂直な直線が存在するようにを定めよ.
(i) ,
(ii) ,
(iii)
出典:名古屋大学 1993年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問
方針
まず直線(i),(ii)の両方に垂直で,かつ両方と交わる直線を求める。直線(i),(ii)上の点をそれぞれパラメータで置き,2点を結ぶベクトルが2本の方向ベクトルと内積0になる条件を連立する。得られた共通垂線は一意であるから,直線(iii)がその直線と交わり,さらに方向ベクトルが共通垂線の方向と直交するように を決める。
解答
直線(i)を と表す。また直線(ii)を と表す。直線(i),(ii)の方向ベクトルはそれぞれ である。 と を結ぶベクトルを とする。これが , の両方に垂直であるためには
であればよい。計算すると である。これを解いて を得る。したがって,直線(i),(ii)の共通垂線は と を通る直線であり,例えば と表せる。
直線(iii)は である。直線(iii)も に垂直でなければならないから が必要である。よって となり, である。
あとはこの値で実際に交わることを確認する。 として を解く。第2,第3成分から なので , を得る。このとき第1成分も を満たす。したがって のとき,3直線すべてに垂直な直線 が存在する。
以上より である。