過去問データベース 過去問を探す

名古屋大学 1992年度
文系数学 第3問

問題

実数に対してとおく.

(1) を求めよ.

(2) の最小値と,それを与えるの値を求めよ.

出典:名古屋大学 1992年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第3問

方針

被積分関数を展開して, の2次式として整理する。(2)は最小化なので,ただ連立方程式を解くだけでなく,その点が本当に全体の最小を与えることを平方完成で示す。 とずらすと,最小点まわりの式が正の平方の和に分解できる。別解として,まず について平方完成し,残った の1変数2次式を最小化する方法も使える。

解答

(1)

まず二乗を展開する。 である。したがって

よって である。

(2)

とおく。すなわち として(1)の式へ代入すると となる。さらに である。右辺の平方の項はいずれも0以上なので である。

等号が成り立つには が必要十分である。よって ,すなわち である。したがって最小値は で,それを与える値は である。

別解。 を固定して について平方完成してもよい。(1)の式を と見ると, についての最小は で生じる。このとき

よって のとき最小となり,そのとき である。