問題
関数はの3次式で,で極大値3をとり,で極小値をとるものとする.
(1) を求め,そのグラフの概形をかけ.
(2) の負の解を,正の解を, とするとき,であることを証明せよ.
出典:名古屋大学 1989年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問
方針
極値をとる点が なので、導関数を とおいて3次式を決める。 が極大、 が極小であることから も確認する。後半は3つの実数解を と置き、解と係数の関係、特に の係数が0であることを使って を導く。
解答
【(1)】 は3次式で、 と で極値をとる。したがって導関数は とおける。 で 、 で 、 で となる必要があるから、 である。
積分すると である。 で極大値 をとるので である。また で極小値 をとるので である。すなわち だから である。よって である。
増減は より、 で増加、 で減少、 で増加である。したがってグラフは で極大値 、 で極小値 をとる3次曲線である。また で 、 で となるので、 軸とは負の側で1回、 で1回、 で1回交わる。
【(2)】3つの解を
とする。方程式 を と書くと、 の係数は である。解と係数の関係より である。すなわち であるから である。ここで , なので である。したがって が成り立つ。
別解。正の小さい方の解 に対して である。したがって であり、これを用いると となる。一方、 は で増加し、負の解は ただ1つである。増加する区間で だから 、すなわち である。