名古屋大学 1983年度
文系数学 第3問(a)
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 関数、微分、積分
- 解法
- 微分による最大最小、面積計算、接線・法線
- 難易度
- 5 / 10 計算量 4 / 10 目安 16分
問題
曲線y=x2 (x≧0)の上にあって,定点A(0,43)に最も近い点Pを求めよ.次に,この曲線と線分APおよびy軸とによって囲まれる部分の面積を求めよ.
出典:名古屋大学 1983年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第3問(a)
方針
P=(x,x2) と置き、距離の2乗を x の関数として最小化する。a=3/4 の固定問題なので内部の臨界点 x=1/2 と端点を比較する。面積は直線 AP と放物線 y=x2 の差を 0≦x≦1/2 で積分する。
解答
点 P を P=(x,x2)(x≧0) とおく。点 A=(0,43) との距離の2乗は D(x)=x2+(x2−43)2 である。
微分すると D′(x)=2x+4x(x2−43)=2x(2x2−21) である。したがって x≧0 での内部の候補は x=21 である。端点では D(0)=169 であり、D(21)=21 なので、最小となるのは x=1/2 のときである。よって P=(21,41) である。
直線 AP の傾きは 1/2−01/4−3/4=−1 なので y=43−x である。囲まれる部分では直線が放物線の上にあるから、面積は ∫01/2(43−x−x2)dx である。計算して
[43x−2x2−3x3]01/2=245
である。