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九州大学 2026年度
文系数学 第2問

問題

座標空間内の4点と球面

を考える。3点を通る平面をとする。また,点上にあり,以下の2つの条件をみたすとする。

● 直線と直交する。

● 点座標は以下である。

以下の問いに答えよ。

(1) の座標を求めよ。

(2) からに下ろした垂線との交点をとする。このとき

をみたす実数を求めよ。

(3) 四面体の体積を求めよ。

出典:九州大学 2026年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第2問

方針

まず から平面 の法線ベクトルを求め,平面方程式を出す。直線 に直交するので, はその法線ベクトルの実数倍で表せる。球面条件で候補を2つ出し, で選ぶ。(2) では垂線の足 が同じ直線 の交点であることを使い,最後に の係数比較を行う。体積は底面 の面積と, から までの距離で求める。

解答

(1)

である。平面 に垂直なベクトルを とすると, を満たせばよい。この連立条件から,例えば をとることができる。したがって は点 を通り,法線ベクトル をもつ平面であるから すなわち である。

直線 と直交するので, の方向はこの法線方向である。よって とおける。これを球面 に代入すると である。整理して すなわち を得る。よって より である。点 座標は であり,これが 以下であるから である。したがって を選び, である。

(2)

から に下ろした垂線は直線 と同じ方向である。したがって垂線の足 は,直線 と平面 の交点である。 とおくと, 上にあることから すなわち である。よって となり, である。

一方,

であるから

である。これが に等しいので

を得る。第1式から第2式を引くと より である。これを第2式に代入して より である。したがって である。

(3)

三角形 の面積を求める。 に垂直なベクトルとして がとれるので,平行四辺形の面積は である。したがって三角形 の面積は である。

次に,点 から平面 までの距離は である。よって四面体 の体積は である。