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九州大学 2023年度
理系数学 第5問

問題

平面上の曲線を,媒介変数を用いて次のように定める。

以下の問いに答えよ。

(1) 曲線に接する直線のうち軸と平行なものがいくつあるか求めよ。

(2) 曲線のうちの領域にある部分と直線で囲まれた図形の面積を求めよ。

出典:九州大学 2023年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第5問

方針

鉛直接線は媒介変数表示で 、かつ となる点を数える。(2) はまず から、曲線が にある範囲を と決める。面積は単なる縦幅積分ではなく、曲線と直線 でできる閉曲線の面積公式として を用い、端点で となることを使って評価する。

解答

(1)

であるから である。 軸と平行な接線をもつためには が必要である。よって すなわち を解く。 より なので、 である。したがって の2つが候補である。

また であり、 では である。したがってこれら2点では実際に鉛直接線をもつ。よって、 軸と平行な接線は である。

(2)

まず である。 では だから、、すなわち となるのは のときである。したがって対象となる曲線部分は である。この両端では となり、曲線は直線 と交わる。

曲線部分を から まで進み、直線 上を戻る閉曲線を考える。直線上では であるから、媒介変数表示の面積公式を用いると、求める面積 で与えられる。これは、直線部分の寄与を合わせると が端点で打ち消されるためである。

したがって

である。第2の積分は であり、両端で なので になる。

一方、 であるから

である。よって求める面積は である。