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九州大学 2014年度
理系数学 前期 第5問

問題

2以上の自然数に対して,関数

と定義する。に対して,が区間でただ1つの極値をとることを証明せよ。

出典:九州大学 2014年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第5問

方針

区間 には の零点がないので、 と同値に扱える。積の微分を用いて と表し、この右辺を とおく。 なので単調減少し、区間の左端で 、右端で に発散することから、零点がただ1つある。最後に の符号が区間内で一定であることを使い、その零点で極値をとることを示す。

解答

である。 となるのは のときである。したがって、区間 では である。

この区間で を考える。積の微分を用いると、各因子を1つずつ微分した項の和になるので

である。ここで だから である。

右辺を とおく。すると であるから、 はこの区間で単調に減少する。

また、 のとき、項 に発散し、他の項は有限の値に近づく。したがって である。一方、 のとき、項 に発散し、他の項は有限の値に近づく。したがって である。

よって単調減少性と連続性から、この区間に を満たす点がただ1つ存在する。区間内では なので、これは を満たす点がただ1つ存在することと同値である。

さらに、 はその点の左側で正、右側で負である。 は区間内で0にならないので符号が一定であり、 の符号はその1点を境に必ず変化する。したがって は区間 でただ1つの極値をとる。