九州大学 2013年度
文系数学 前期 第1問
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- ベクトル
- 解法
- 内積の利用、ベクトル成分計算、文字消去
- 難易度
- 6 / 10 計算量 5 / 10 目安 —
問題
一辺の長さが1の正方形OABCを底面とし,OP=AP=BP=CPをみたす点Pを頂点とする四角錐POABCがある。辺APを1:3に内分する点をD,辺CPの中点をE,辺BCをt:(1−t)に内分する点をQとする。このとき,以下の問いに答えよ。
(1) ベクトルODとOEを,OA,OC,OPを用いて表せ。
(2) ベクトルPQを,OA,OC,OPとtを用いて表せ。
(3) 内積OA⋅OPの値を求めよ。
(4) 直線PQが平面ODEに垂直であるとき,tの値および線分OPの長さを求めよ。
出典:九州大学 2013年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第1問
方針
OA=a、OC=c、OP=p とおき、a⋅c=0、∣a∣=∣c∣=1 を使う。等距離条件から a⋅p=c⋅p=1/2 が出る。内分点 D,E,Q を a,c,p で表し、PQ が平面 ODE に垂直である条件を PQ⋅OD=0、PQ⋅OE=0 として連立する。
解答
とおく。正方形の一辺は1なので ∣a∣=∣c∣=1,a⋅c=0 である。
(1)
点 D は辺 AP を 1:3 に内分するので OD=43a+41p である。また E は辺 CP の中点なので OE=21c+21p である。
(2)
B の位置ベクトルは a+c である。点 Q は BC を t:(1−t) に内分するから OQ=(1−t)(a+c)+tc=(1−t)a+c である。したがって PQ=(1−t)a+c−p である。
(3)
OP=AP より ∣p∣2=∣p−a∣2 である。右辺を展開すると ∣p∣2=∣p∣2−2a⋅p+∣a∣2 だから a⋅p=21 である。同様に OP=CP から c⋅p=21 も得られる。
(4)
s=∣p∣2 とおく。直線 PQ が平面 ODE に垂直であるためには、平面上の2本の方向 OD,OE に垂直であればよい。したがって
である。
(1),(2),(3)を用いて計算する。まず
PQ⋅OD={(1−t)a+c−p}⋅(43a+41p)
=87(1−t)−41−4s である。よって 7t+2s=5 を得る。次に
PQ⋅OE={(1−t)a+c−p}⋅(21c+21p)
=41−t+21−2s である。よって t+2s=3 を得る。2式を引くと 6t=2 なので t=31 である。これを t+2s=3 に代入して s=34 を得る。したがって OP=s=323 であり、t=31 である。