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九州大学 2006年度
理系数学 第2問

問題

において,辺の中点を,辺に内分する点をとする.ただし,とする.線分の交点をとし,を通り,線分に垂直な直線が,辺またはその延長と交わる点をとする.として,次の問いに答えよ.

(1) ベクトルおよびを用いて表せ.

(2) とする.このとき,ベクトルを用いて表せ.

(3) (2)の条件のもとで,点が辺の中点であるときのの値を求めよ.

出典:九州大学 2006年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第2問

方針

まず内分点 で表し、交点 上の表し方と 上の表し方を係数比較して求める。(2)では またはその延長上にあるので とおき、 と翻訳する。与えられた長さと角から を出し、係数 を決める。最後は が中点である条件を として解く。座標で確認する別解も自然だが、主解では問題の指定どおりベクトルの係数比較で通す。

解答

(1)

は辺 に内分するので、

である。

は直線 上にあるから、ある実数 を用いて

と書ける。一方、 の中点であるから であり、 は直線 上にもあるので、ある実数 を用いて

と書ける。

係数を比較すると である。第2式から であり、これを第1式に代入すると すなわち である。したがって となり、

である。

(2)

条件より

である。また

である。

は辺 またはその延長上にあるから とおく。直線 の方向ベクトルは である。したがって より

である。

ここで

であり、

である。また(1)より

であるから、垂直条件は

となる。よって

である。したがって である。

(3)

が辺 の中点であることは と同じである。よって(2)の結果から である。分母は なので、 すなわち となる。したがって である。

別解。座標を置いて(2)を確認することもできる。 とおく。 より、 としてよい。このとき

である。 上で 、また 上で と表すと、 座標から 座標から である。これに を代入して となるので、 である。

直線 の傾きは だから、これに垂直な直線の傾きは である。 とおくと、 の傾きが であることから

である。両辺を整理すると となり、 を得る。ゆえに同じく

である。