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九州大学 2000年度
後期・理系数学 後期 第3問

問題

半直線を図のように原点から出る半直線とし,軸となす角度をとする(ただし,).軸上の点,上の点とし,とおく.以下の問いに答えよ.

(1) をそれぞれを用いて表せ.

(2) 点を最小にする上の点であるための必要十分条件を,の関係式で示せ.

(3) 点が(2)の条件をみたすとき,で表せ.

(4) 点が(2)の条件をみたすとき,点座標と座標の関係式を示し,の範囲を動くときの点の軌跡を図示せよ.

出典:九州大学 2000年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第3問

方針

とおき、三角形 で余弦を内積または余弦定理から求める。 の最小条件は、半直線上で を動かしたときの微分が0になることとして表す。微分した式は になる。(3)ではこの条件を代入して を導き、(4)では から円の方程式へ消去する。

解答

(1)

とおく。点 に対して であり、 である。

は、点 から見た のなす角である。ベクトルを用いると

なので

である。同様に である。

(2)

を固定し、半直線 上で を動かす。関数 を考えると である。微分すると である。これは(1)の結果より である。 は十分大きい で増加し、最小点では微分係数が0になる。したがって必要十分条件は である。

(3)

(2)の条件は である。両辺を2乗して を得る。ここに を代入して整理すると となる。後ろの因子は であるから である。

(4)

(3)より

である。したがって である。よって を得る。 では または端点で0、 であるから、軌跡はこの円の上半分で、 にある部分である。 では点は に近づくが、その点は含まれない。 では原点 になる。