問題
楕円上の第1象限内の点においてこの楕円に引いた接線が点を通るとする.
(1) 点の座標を求めよ.
(2) を原点,を楕円の頂点とする.第1象限において,線分,および楕円の弧で囲まれた部分の面積を求めよ.
出典:九州大学 1990年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問
方針
楕円の接線公式を使い、接線が を通る条件から接点 を決める。面積は、 では線分 の下、 では楕円の上半分の下として分けて積分する。楕円の積分は とおくと簡単になる。別解として、楕円は単位円を横に2倍したものなので、対応する円の扇形面積を2倍して同じ面積を確認できる。
解答
(1)
楕円上の点を とする。楕円 の における接線は である。これが点 を通るので より である。 は第1象限内にあるから であり、楕円の式から より である。したがって である。
(2)
直線 の方程式は である。求める部分は、 ではこの直線の下、 では楕円の上半分 の下にある。よって面積は である。
第1項は である。第2項では とおく。 のとき 、 のとき であり、 だから
である。したがって求める面積は
である。
別解。変換 、 により、この楕円は単位円 に対応する。点 は 、点 は に対応し、単位円では中心角が の扇形になる。面積は横方向に2倍されるので、求める面積は である。