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京都大学 2009年度
文系数学 第4問

問題

平面上で,鋭角三角形を辺に関して折り返して得られる三角形をを辺に関して折り返して得られる三角形をを辺に関して折り返して得られる三角形をとする.の面積比がのとき,の値を求めよ.

出典:京都大学 2009年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第4問

方針

折り返しでは,折り返しの軸となる辺をはさんで角が等しくなり,のようにから対応点までの長さも保たれる。と置くと,3回の折り返し後にとなる。面積比は共通する辺と等しい長さが消えるため,になる。が鋭角であることからを確認し,三倍角の公式でを決める。

解答

とおく。は鋭角三角形なので である。 を辺に関して折り返すと,点は点に移る。したがって である。次に,を辺に関して折り返すと,点は点に移るので である。さらに,を辺に関して折り返すと,点は点に移るので である。

したがって,点の方向は,を中心に角ずつ進んでいく。よって である。

三角形の面積を正弦で表すと であり, である。より

である。条件はなので である。 よりである。三倍角の公式 を用いると である。

ここで なら である。一方 なら となり不可能である。よって であり,だから である。