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京都大学 2005年度
理系数学 第3問

問題

は相異なる複素数で、を満たすとする.このとき,の表す複素平面上の3点を結んで得られる三角形はどのような三角形か.(ただし,複素平面を複素数平面ともいう.)

出典:京都大学 2005年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第3問

方針

条件 を2乗し, と比べると が出る。これにより の3解と見られる。 は相異なる条件と矛盾するので,3解は0でない複素数の3つの立方根となり,原点を中心に120度ずつ回転した位置にある。別解として, として に帰着してもよい。

解答

条件 を2乗すると

である。さらに条件より なので を得る。

したがって, を3解にもつ3次方程式は であり,展開すると

だから となる。

ここで であることを確認する。もし例えば なら, であり,さらに である。 を代入すると より ,したがって となる。これは3つの複素数が相異なることに反する。よって である。 を満たす1つの複素数とする。また とおくと, である。方程式 の3つの解は である。

これは,複素平面上で原点からの距離が等しく,偏角が120度ずつ異なる3点である。したがって3点 を結んで得られる三角形は正三角形である。

別解。 とおく。上で確認したように である。条件 すなわち と同値である。 とおくと であるから のいずれかである。例えば なら であり,3点は である。よってやはり正三角形である。