問題
1からまでの番号のついた枚の札が袋に入っている.ただしとし,同じ番号の札はないとする.この袋から3枚の札を取り出して,札の番号を大きさの順に並べるとき,等差数列になっている確率を求めよ.
出典:京都大学 2005年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第5問
方針
3枚の番号を小さい順に と表す。公差 は正整数で, が必要十分条件である。固定した に対して初項 は から まで選べるので, の上限 まで和を取る。最後に と に分けて整理し,全事象 で割る。別解として,真ん中の番号を固定して左右に同じ距離だけ取る数え方もできる。
解答
取り出した3枚の番号を小さい順に と書く。等差数列になるためには,このような正整数 が存在すればよい。ただし3枚は相異なるので であり,最大の番号が 以下でなければならないから である。
固定した に対して, は を満たすので 通りある。また より である。 のとき, である。等差数列になる3枚の選び方は 通りである。全事象は 通りなので,求める確率は
である。 のとき, である。等差数列になる3枚の選び方は 通りである。全事象は 通りなので,求める確率は
である。
したがって
である。
別解。真ん中の番号を固定して数えてもよい。3枚が等差数列になるとき,真ん中の番号を とすると,左右に同じ差だけ離れた番号を選ぶ。したがって,この に対する選び方は 通りである。よって有利な選び方は 通りである。 ではこの和は であり, では である。これは上の結果と一致する。