京都大学 2003年度
文系数学 第1問
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 数列
- 解法
- 和の計算、場合分け、計算整理
- 難易度
- 4 / 10 計算量 4 / 10 目安 8〜10分
問題
11123を0.a1a2a3a4⋯のように小数で表す.すなわち小数第k位の数をakとする.このときk=1∑n3kakを求めよ.
出典:京都大学 2003年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問
方針
まず割り算で循環小数の周期を確定し、a3j+1,a3j+2,a3j+3 の形に直す。3桁1ブロックの寄与と次ブロックへの倍率を求め、最後に n を3で割った余りごとに残り桁を加える。
解答
111で割り算をすると 11123=0.207207⋯=0.207 である。したがって桁は a3j+1=2,a3j+2=0,a3j+3=7(j=0,1,2,…) と周期3で繰り返す。
まず n=3m のとき、3桁を1ブロックとしてまとめると
k=1∑3m3kak=j=0∑m−1(33j+12+33j+20+33j+37)=j=0∑m−133j+325=2725⋅1−1/271−(1/27)m=2625(1−27m1).
ここで、1ブロックの寄与は 32+277=2725 であり、次のブロックに移るたびに全体が 1/27 倍になる。
残りの桁がある場合を加える。n=3m+1 のときは、最初の 3m 桁に次の桁 2 だけが加わるから
k=1∑3m+13kak=2625(1−27m1)+33m+12.
また n=3m+2 のときは、その次の桁が 0 なので値は同じで
k=1∑3m+23kak=2625(1−27m1)+33m+12.
よって答えは
⎩⎨⎧2625(1−27m1),2625(1−27m1)+33m+12,2625(1−27m1)+33m+12,n=3m,n=3m+1,n=3m+2.
ただし第1式では m≧1、第2・第3式では m≧0 とする。