京都大学 2002年度
後期・文系数学 後期 第4問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 複素数平面、数列
- 解法
- 漸化式の変形、複素数の極形式、絶対値の処理、微分による最大最小
- 難易度
- 7 / 10 計算量 6 / 10 目安 25分
問題
z1=i/3、0<argzn+1<argzn<360∘とする。Aを1の点、MnをAPnの中点とし、△OPnPn+1∼△OMnA(記載順に対応)であるとき、∣zn∣の最大値を求めよ。
出典:京都大学 2002年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第4問
方針
相似の対応から、原点を基準にした二つの辺の複素数比を等置して zn+1=2zn/(1+zn) を得る。逆数 wn=1/zn を取ると一次漸化式になり、∣zn∣ の最大化は離散値 21−n に対する二次式の最小化へ変わる。
解答
Mn を表す複素数は (1+zn)/2 である。相似の対応と偏角の減少する向きから
(1+zn)/2zn=1zn+1,zn+1=1+zn2zn.
wn=1/zn とおくと
したがって
wn=1−2n−11+3i,zn=1−21−n(1+3i)1.
t=21−n とおけば
∣zn∣−2=(1−t)2+3t2=1−2t+4t2=4(t−41)2+43.
許される t=1,1/2,1/4,… の中に 1/4 があり、これは n=3 に対応する。よって