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京都大学 1997年度
理系数学 第6問

問題

曲線 における接線と軸,軸の囲む3角形の面積をとする.

(1) の関数として, を求めよ.

(2) はある1点で最小値をとることを示せ.また,を示せ.

(3) を示せ.また,を示せ.

出典:京都大学 1997年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第6問

方針

接線の方程式を出し、軸・軸との切片から三角形の面積を表す。微分では、とおくと式が短くなり、の符号が、すなわちの符号に一致することを示す。で単調増加し、0から無限大へ動くため、最小点はただ1つ存在する。範囲を両端で評価する。最後は最小条件を使ってを簡単にし、の単調性から下界を示す。

解答

(1)

曲線における接線は である。すなわち である。 では, である。この接線の軸との交点の座標は であり、軸との交点は より である。したがって、囲まれる三角形の面積は である。なので とも書ける。

(2)

とおくと である。微分すると

ここで, , なので、の符号は の符号と一致する。すなわち、の符号は の符号と一致する。

関数で単調増加する。実際、微分すると である。また である。したがって を満たすがただ1つ存在する。 ではなのでではなのでである。よってでただ1つの最小値をとる。

さらに であるから、単調性より である。またなのでであり である。したがって である。以上より である。

(3)

最小条件より である。したがって である。これをの式に代入すると なので またよりであるから である。

次にを示す。関数を微分すると である。ではだから である。よってで増加する。すでにを示したので である。したがって が成り立つ。