問題
(1) 正整数についてがすべて有理数なら、も有理数であることを示せ.
(2) が60の約数なら、の少なくとも一方は無理数であることを示せ.
出典:京都大学 1997年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第2問
方針
(1) 加法定理を使う。(2) 両方が有理数だと仮定し、(1)を繰り返して角を60度まで整数倍すると矛盾することを示す。
解答
(1)
加法定理より
右辺は有理数の積と和・差だけでできているので、両者とも有理数である。
(2)
だからは正整数である。もしがともに有理数なら、(1)を繰り返し用いることにより
もともに有理数となる。しかし
は無理数である。これは矛盾する。従って少なくとも一方は無理数である。