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京都大学 1995年度
後期・理系数学 後期 第4問

問題

(1) 一次独立な平面ベクトルを列にもつ行列が可逆であることを示せ。

(2) がスカラー行列でないとき、となる可逆の存在を示せ。

(3) スカラー行列でない2行列の跡と行列式が等しければとなるの存在を示せ。

出典:京都大学 1995年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第4問

方針

(1)を列ベクトルの一次独立性で示す。(2)はと選び、を使う。(3)は跡の半分を引いて(2)へ帰着する。

解答

(1)

ならである。は一次独立なので。従っての核は零ベクトルだけであり、は逆行列をもつ。(2)が任意のをその実数倍へ移すならはスカラー行列になる。従ってが一次独立となるを選べる。(1)より、この2本を列にもつは可逆である。また

よってであり、基底に関する表現行列は

(3)

共通の跡をとし

とおく。両者は跡0で、スカラー行列ではない。2次行列の固有方程式から

行列式が等しいので右辺の係数は共通である。(2)により可逆行列を選び、とできる。従ってとおけば