問題
平面上で,円の外部にある点を考える.
点から円に引いた2つの接線の接点を,とし,線分の中点をとする.
点が円の外部で,を満たす範囲にあるとき,点の存在する範囲を図示せよ.
出典:京都大学 1994年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第3問
方針
接点弦の方程式 を導き、その中点が原点からこの直線へ下ろした垂線の足であることを使う。(Q=) とすると (P=/) となるため、外部条件と不等式を に移す。
解答
を接点とする。半径 と接線 は直交するから
である。 より を得る。 も同じ式を満たすので、接点弦 は である。
その中点 は円の中心から接点弦へ下ろした垂線の足である。(Q=) とおくと
であり、逆に
となる。 が円の外部にある条件 は
に対応する。
さらに (a<0) に上式を代入し、正数 を掛けると
を得る。したがって求める範囲は単位円の内部から原点を除いた部分のうち
を満たす領域である。境界は と、
すなわち中心 ((-1/2,1/2))、半径 の円であり、いずれの境界も含まない。単位円内で、 側ではこの円の上側、 側ではこの円の下側を図示すればよい。