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京都大学 1994年度
文系数学 第5問

問題

平面上の2曲線

について,が相異なる4つの交点を持つような実数の範囲を求めよ.

出典:京都大学 1994年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第5問

方針

交点の座標だけで条件を表す。からへ代入すると,交点数は4次関数と水平線の交点数になる。したがっての3つの零点を求め,増減と極値を調べる。相異なる4交点になるには,左側の極小値より上,中央の極大値より下に水平線がある必要があり,端点では接するため除外する。

解答

上では である。これをへ代入すると となる。したがって である。

ここで とおく。が1つ決まればも1つに決まるので,の相異なる交点の個数は,方程式 の相異なる実数解の個数と一致する。

微分すると であり, である。よって臨界点は である。これらを小さい順に並べると である。

まず である。次に,を満たすので である。したがって より となる。よって であり, である。 の符号は,左から順に と変わる。したがっては,で極小,で極大,で極小をとる。

4次関数のグラフは両端で上に向かう。水平線が4つの相異なる交点をもつには,左側の極小値より上にあり,かつ中央の極大値より下にあることが必要十分である。端点では重なった交点が生じ,相異なる4点にはならない。

よって求める範囲は である。