京都大学 1991年度
後期・文系数学 後期 第2問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 数列、図形と方程式、方程式・不等式
- 解法
- 帰納的定義の利用、不等式評価、数学的帰納法
- 難易度
- 7 / 10 計算量 6 / 10 目安 —
問題
平面上の正方形の列Sn (n=1,2,⋯)を次の条件①,②,③,④を満たすようにとる.
① Snの1つの辺はx軸に含まれる.
② Snの1つの頂点は双曲線xy=1上にある.
③ Sn+1はSnと異なり,Sn+1の1つの辺はSnのある辺に含まれる.
④ S1の頂点は(0,0),(0,1),(1,0),(1,1)である.
Snの頂点でxy=1上にあるものの座標を(xn,yn)とする.このときxn2≧nとなることを示せ.
出典:京都大学 1991年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第2問
方針
各正方形は x 軸の上側にあり、双曲線上の頂点を右上頂点として次の正方形が右隣へ接する。辺長は yn=1/xn なので、左端の一致から xn+1−1/xn+1=xn を得る。
解答
双曲線上の頂点は第1象限にあり、Sn の一辺の長さは
yn=xn1.
S1 は 0≦x≦1 の正方形で、(x1,y1)=(1,1) である。
条件より Sn+1 は Sn の右側の辺に接し、その右上頂点が (xn+1,yn+1) になる。従って
xn+1−yn+1=xn.
yn+1=1/xn+1 を代入して
xn+1−xn+11=xn.
特に xn+1>xn>0 であり、
xn+12=xnxn+1+1≧xn2+1.
x12=1 だから、数学的帰納法により
xn2≧n
が成り立つ。