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京都大学 1991年度
文系数学 第4問

問題

実数に対しの解がすべて実数なら(すなわち虚数解を持たないなら),の解もすべて実数であることを示せ.

出典:京都大学 1991年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第4問

方針

元の三次方程式の三つの解を とおく。解と係数の関係から を読み取り, を解にもつ三次方程式を作る。得られた係数が,示すべき方程式と一致することを確認する。

解答

方程式 の三つの解を とする。仮定より はすべて実数である。

解と係数の関係から である。

ここで を解にもつ三次方程式を考える。その解の和は

である。

次に二つずつの積の和は

である。右辺に上の関係を代入すると となる。

また三つの積は である。

したがって を解にもつ三次方程式は である。これはまさに である。 は実数なので, もすべて実数である。よって与えられた方程式 はすべて実数解をもつ。重解がある場合も,同じ解と係数の関係で重複を含めて扱えるので結論は変わらない。