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京都大学 1991年度
文系数学 第2問

問題

は正の実数とする.円,双曲線を考える.の上半分(座標が正の部分)を,下半分(座標が負の部分)をとする.

(1) と相異なる2点を共有し,かつとも相異なる2点を共有するようなの範囲を図示せよ.

(2) を適当にとれば,と相異なる4点を共有するようにできるか否か.理由をつけて答えよ.

出典:京都大学 1991年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第2問

方針

円と双曲線の共有点では,双曲線から とおける。これを円の式に代入して, だけの二次方程式に帰着する。上側の枝で二つの点を持つには一つの解が にあり,下側の枝で二つの点を持つには一つの解が にあることを使う。後半は,二つの の解がともに より大きくなる具体例を作ればよい。

解答

(1)

双曲線 上では であるから である。これを円 の式 に代入すると すなわち を得る。この左辺を とおく。 上の点では であり,さらに なら により相異なる二点が得られる。同様に, 上で相異なる二点を得るには となる解が必要である。

まず と相異なる二点を共有し,かつ とも相異なる二点を共有する条件を求める。二次関数 は上に開き, となる。したがって, に解を持ち,かつ に解を持つためには であればよいし,また必要でもある。

実際に計算すると である。 より, と同値である。このとき だから も自動的に成り立つ。逆に, は必要なので,求める範囲は である。図示すれば,第一象限内で直線 より下側の開いた三角形である。

(2)

次に, と四つの相異なる点を共有するように を選べるかを調べる。これは,上の二次方程式が より大きい相異なる二つの解を持てばよい。

例えば とする。このとき方程式は であり,その二つの解は である。小さい方の解についても が成り立つ。なぜなら,これは ,すなわち から従うからである。

したがって二つの解はいずれも にある。各解に対して の二つの相異なる が得られ,二つの も相異なる。よってこの場合, と四つの相異なる点を共有する。

したがって答えは である。