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京都大学 1989年度
後期・文理共通数学 後期 文系第2問・理系第1問

問題

二つの奇数にたいして,とおく.つぎの(1),(2)を証明せよ.

(1) の最大公約数は,の最大公約数をとして,のいずれかである.

(2) がともに平方数であることはない.(整数の2乗である数を平方数という.)

出典:京都大学 1989年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文理共通 後期 文系第2問・理系第1問

方針

(1)は をくくり、互いに素な奇数 に直す。二つの線形結合から残る最大公約数が8の約数であることを示す。(2)は二つが平方数と仮定し、その差 を偶数の平方の差として4で割り、平方剰余の矛盾を出す。

解答

(1)

とし、 とおく。 は奇数で、 である。

右の最大公約数を とする。二数はともに偶数なので である。また

一方 だから、 である。よって のいずれかであり、

のいずれかである。

(2)

と仮定する。 は偶数なので も偶数であり、 と書ける。差を取ると

したがって

右辺は が奇数なので4で割って2余る。しかし平方数は4で割って0または1しか余らず、二つの平方数の差が4で割って2余ることはない。矛盾である。よって がともに平方数になることはない。