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京都大学 1985年度
理系数学 第6問

問題

定数 およびが与えられている.で定義された関数で,下の2条件(A),(B)を満たすものを決定せよ.

(A) で連続,で微分可能

(B)

出典:京都大学 1985年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第6問

方針

まず元の式に を代入して、 では が必要になることを見る。次に で微分し、 を得る。 が一定であることから と決め、 の条件、 での連続性、さらに元の積分方程式への代入確認で場合分けを完成させる。

解答

与えられた条件は、すべての について が成り立つということである。

まず を代入すると より を得る。したがって の場合には が必要である。

次に で両辺を微分する。左辺の微分は 、右辺の微分は だから すなわち である。

この式から関数形を決める。 において

である。よって、ある定数 が存在して すなわち である。

1. の場合

この場合は先に得た条件 がある。ところが であり、 なので である。したがって である。ゆえに であり、連続性から でもある。したがって だけが解である。これは元の式を明らかに満たす。

2. の場合

この場合、 では である。あとは で連続であることと、元の式を満たすことを調べる。 のとき、 である。したがって任意の定数 に対して と定めれば連続である。また

であり、右辺も なので元の式を満たす。 のとき、 では である。連続性により とすればよい。このとき であり、元の式を満たす。よって任意の定数 について が解である。 のとき、もし なら で有限な極限をもたない。したがって連続性のためには でなければならず、零関数だけが残る。

以上をまとめると、解は次の通りである。